必要なサンプルサイズ(標本の大きさ)

 何人を対象に調査すればよいのか? 


サンプルサイズは、次の要素を考慮して決める。
  1. 母集団(調査範囲)←調査の対象
  2. 許容誤差(標本誤差)←標本の偏りによる誤差
  3. 信頼度(逆を言えば、危険率)
  4. 回収率
  5. その他の諸条件 (予算等)

 サンプルサイズの算出方法 





N:全体の人数(母集団)
E:許容できる標本誤差の範囲(5[%]、3[%]など)
P:想定する調査結果=50[%]
(誤差は50%のとき最大となる。最悪の時に必要なサンプルサイズを使う)
k:信頼度係数=1.96(通常、信頼度95%を基準とするため)

母集団とサンプルサイズの関係
NoN(母集団の数)必要なサンプルサイズ
122
210094
31,000607
45,0001,176
510,0001,333
6100,0001,514
710,000,0001,537
81,000,000,0001,537
(備考)ここではE(許容誤差)=2.5[%] として算出している。

許容できる標本誤差の範囲を2.5%(=±1.25%)とした場合

母集団が大きくなればなるほど、必要なサンプルサイズは1,537に近付く。
だから、新聞、テレビなどの世論調査は2000人程度を対象に実施している例が多いのである。

 これに回収率を考慮して、調査対象数を定める 


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